2004年1月22日、高野山へゆきました。(1)

大阪を訪ねて、高野山に行くには今日しかない!と、飛び出したものの、大寒の次の日、寒すぎ。でも、大阪は雪なんて…ちょっと降ってたみたいだけど、気にしてなかった…この時期の高野山は普通に積もってるんだね九州人には思いもよらなかったよ。でも、寒いだけより雪景色でさらに荘厳さを増した高野山、良しとしましょう。空海の気配をピリピリ感じつつ修行の始まりです。
特急高野に飛び乗り、大阪から高野山までは電車の旅。和歌山に入り、雪景色…だんだん高度を上げ山を登っている気配、ごっつい田舎景色が続きます。ちなみに、列車には10人も乗ってなかったような。このへんでまったく防寒対策もしてこなかったことに危機を感じながらも、もう引き返すことはできません。電車の中で覚悟を決めたものの、終着駅「極楽橋」で降りケーブルに乗り換えるとき、悟りました、高野山は修行の場です。何らかの試練を与えられるのですよ。んで、ケーブルで「高野山駅」到着。徒歩で半日あれば回れると勝手に思ってたのでショック、バスだよ。高野山を訪れたら必ず行かなきゃならない「御廟」は一番奥。行くしかないね。
バスに乗り、15分か20分、奥の院前で下車。ここから歩きです。高野山の神聖さを醸し出ているものの一つは杉でしょう。お年寄りがもっさり立ってます。そして、「御廟」までの道のりは両脇お墓パレードです。でも陰気ではなく、穏やかで、幽霊が出そう〜な感じはありません。まあ、空海のお膝元でうらめしや〜は出来ないでしょうな、幽霊も。やっぱり山の雪はさらさらで踏み心地抜群であります。九州のベシャベシャの汚い雪しか見たことなかったので足を突っ込んだりして暫し独りはしゃいでました。ちびまるこちゃんが雪食ってたのを昔見て、絶対食えるわけないと思ってたけど、これは食べれるかも、美味しそうかもと思えました。
水行場とあります。「あーここでお坊さんが水に入って修行するのか、心臓止まるよ、あり得ないよ」と思いました、誰だって思うよね。後で入ったお土産屋さんの人達の会話を盗み聞きしたところ「今日、水行は寒かろ〜ね」「あ〜、でも昨日大寒だったからやりよったやろうね〜、大変だー」って。考えるだけで凍死級だよ。あり得ないでしょ〜。
水行場の隣には雪塗れのお地蔵さんがズラリ。間違いなく印象は「かさじぞう、かさじぞう」。今自分が笠を持っていたら被せたい。寒そう!この立ち振る舞いがなんとも凛々しい。がんばって、負けるな、お地蔵さん。いつまで菩薩なんだろうね、階級上げてあげてほしいよ。和みキャラとして仏の世界の好感度はお地蔵さんが上げているに、間違いない。

back  next

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送